スキー場の努力のたまもの

スキー人気が低迷していく中、スキー場やスキー場を保有する地域が手をこまねいていたわけではありません。

スキーはスポーツとしてもレジャーとしても魅力あるものということは間違いないのです。

ただ現代に生きる人たちがスキー場に魅力を感じなくなってしまった、スキーをしにいこうという気持ちがなくなってしまっただけなのです。

こういう事を考慮し、スキー場やその地域は努力を重ねました。

スキーツアーを計画したり、温泉とご当地グルメを織り交ぜた魅力あるスキー旅行を提案する等、旅行会社や交通機関と共に様々な計画を練り、イベントを行ってきたのです。

バス会社にとってもスキーは大きな収入源となります。スキー場、旅行会社と提携する事で安いツアーを企画し、気軽にスキーを楽しめる企画を多数作り宣伝しました。さらに、スキー場で、スキー用具のレンタルができるようになったという事が非常に大きな出来事でした。

今までスキーに行くとなるとウエア、スキー板、ブーツ、などかさばる用具を持っていかなければなりませんでしたが、ゲレンデでレンタルできるとなれば、防寒具等だけを持っていけばいいのです。これは非常に画期的な事で、スキー人気を取り戻す一つの要因となったのです。

スキー場や地域、また旅行会社の努力によって、今またスキーブームが到来しています。ゲレンデを颯爽と滑り落ちる快感、さらに手軽に、リーズナブルにスキーを楽しめることが、スキー人気を復活させたといっても過言ではありません。

スキー競技が注目された